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トライネラとチャラパルタ

 スペインの北部、カンタブリア海に沿った地方ではトライネラ(trainera)と呼ばれる小舟の競漕があるが、バスク地方でも極めて盛んである。

古代のガレー船を彷彿させる14人乗りの舟で、漕ぎ手は先頭に1人、その後に2人ずつ6列に配置される。一番後ろはペースメーカーと操舵を兼ねるコックスが1人。直線距離の競漕とは限らないので、回転するときにはコックスが日本の艪のようにオールを扱う。

秋になってシーズンが始まると、チングーディの入り江でもトレーニングが始まる。



バスク地方では12地区の代表が覇権を争い、それぞれが地区の伝統と名誉をかけているので必死だ。また地区代表に選ばれるのも大変な名誉で、1年かけて鍛錬する。

1分間のストローク数は短艇よりも舟が大きいので35〜40で、約5,600mを20分、時速17キロ前後で漕ぎ続けるのを見ているとこちらの息が上がってくる。

競漕はサン・セバスティアンのコンチャ湾のような内海で行うことが多いのだが、内海と云っても海は海、風が強くなるとうねりと戦わなければならない。うねりの突端から谷に降りると、一瞬舟は見えなくなりまたうねりの上に姿を現す。

『エッサ エッサ』。オールで水を必死に掻く漕ぎ手を見ているとスポーツを超えた何か精神的ものを感じるのだ。

 

まして女性の競漕ともなると、よくもこんな競技をと思う。一番でゴールに入ったトラ

イネラの14人がひたすら涙を流していたのは印象的だった。肉体の限界を極めた後は嬉しいとか感激したとかではなく、ただひたすら涙が出ると言う話をツール・ド・フランスに勝利した選手が云っていたのを思い出す。

現在では舟はFRP製だが昔は木製だったので、どんなに苛酷な競漕であったのだろうか。


バスクにはチャラパルタ(txalaparta)と呼ばれる原始的な木琴がある。昔は山の民が通信用に使ったもののようで、スイスアルプスやイタリアのアミアタ山系の裏声と同じような目的を持っていたのであろう。

板はハンノキ(aliso)やトネリコ(fresno)や栗(castanyo)などの硬い木材で、昔は2〜3枚の板を並べたものであったそうだが、最近は10枚以上のことも多いという。






Lauburu | スペインで | 06:43 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |

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posted by - ,2010/09/08 12:48 AM










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