2017.04.17 Monday
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闘牛にもフラメンコにも関心がない人間が、1975年に食べたタパスの味が忘れられなくて、2002年にスペインに来てマドリードからバスクの街イルンへと…
その生活で頭に浮かんだことの用途のない備忘録
2011.08.10 Wednesday
このところ晴天が続いて気温も上がって来たが、自転車に乗っても汗をかくほどではない。
いまヨーロッパの子供たちは何処でも夏休みを楽しんでいる。
夏休みでロンドンから末娘一家がイルンに遊びに来た。イルンの長女の8歳と6歳の男の子と、末娘の3歳の男の子が日本語を使って遊んでいる。
3歳の方はロンドンの日本人幼稚園に通っているので、日本語が出来るのは不思議ではないが、8歳と6歳の方はイルンに住んでいるので、日本語を話すのは母親だけなのに良く此処まで日本語が分かるようになったものだと思う。
先日僕の知り合いが送ってくれた最高級の海苔があるので、長女と魚屋に行ってカツオ、ヤナギガレイ、アジなどを買ってきて、長女の家で手巻き寿司パーティーをしたが、外国育ちの人間があまり好まない《カーボン紙のような海苔》がどんどん消えて行くのにビックリした。
日本酒がないところで、生魚には白葡萄酒、リアス・バイーシャスのアルバリーニョが一番だ。
今回は湖水地方を旅行する次女一家は来なかったが、彼女の12歳の男の子と
11歳と8歳の女の子は日本の子供と同じ言語能力がある。
それは尤もで、彼らはロンドンの日本人幼稚園と小学校に通っているからで、両親の仕事で日本に長期滞在したときは、僕の家から渋谷区立の小学校にも通っていた。
外国人と結婚して連れ合いの祖国で子供を持った場合に、子供がコンニチハ、オハヨウ、サヨナラくらいの日本語しか知らないケースが多い。
連れ合いの方が、自分の家庭内で自分が分からない言語で会話が行われるのを嫌うからだろう。
この点で僕の3人の婿さんたちは根本的に違っている。自分の費用で先生を探してまで日本語を学んでいる。知的キャパシティーが大きいのだと思う。
次女の12歳の長男は、今は全寮生制のパブリックスクールに所属していて、むしろ英語を勉強していると云えるのかも知れない。
英語に浮かされたような今の日本で、子供と言語の関係をどのように考えるべきなのだろうか。重要なことだと思う。
あれがなかったら、ここまで日本語を話せるようになっていない思います。
posted by 長女 ,2011/08/17 6:55 AM