2017.04.17 Monday
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闘牛にもフラメンコにも関心がない人間が、1975年に食べたタパスの味が忘れられなくて、2002年にスペインに来てマドリードからバスクの街イルンへと…
その生活で頭に浮かんだことの用途のない備忘録
2012.07.23 Monday
オンダリビアの食通クラブに総勢17人が料理を持ち寄っての昼食会。
チラシ寿司、おにぎり、おでん、鰯の梅煮、ポルトガル風鱈入りのスクランブルエッグ、など何でもありだ。
柴犬クンも参加(まさかバスク地方で柴犬に会うとは思わなかった)
躾の行き届いた愛くるしい犬だ
食通クラブのメンバー表
2012.07.10 Tuesday
2012.07.07 Saturday
7月6日から9日間のヨッパライの祭典、パンプローナの牛追い(encierro)が始まった。
僕は人間嫌いではないが人ごみは疲れるので、パンプローナ市役所と周辺に人間が《犇く》のをテレビで見ていると、それだけでウンザリしてしまう。
だが皆さんは陽気に飲んで騒いで楽しんでいる。
いまスペインの失業率は20%を越えて、若年層では50%に達している。
電気・ガス・地下鉄などの料金の値上げも驚くほどだし、銀行も不良債権を抱えて青息吐息の状態だ。
このようなことに日本がなったら、どのような状態になるのだろうか。
マスメディアや自称有識者諸氏はヒステリックにわめきたて、人びとはひたすら悲壮感に浸るのだろう。
マドリードやイルンの街を歩いていても悲壮感は感じない。これは彼我の民族の相違なのだろうか。
今年のヨーロッパ選手権はスペインが優勝したが、何とも印象的なのはMVPのイニエスタを初めとして、スペインの選手はサッカーを楽しんでいるということだった。
僕はサッカーは門外漢だが、2010年のW杯の決勝でイニエスタが決勝ゴールを決めたときにジャージーを脱いで、胸に急死した親友を偲んで《DANI JARQUE SIEMPRE CON NOSOTROS》と書いたシャツでピッチを走ったのは印象的だった。
それから僕はイニエスタに興味を持って見ていたが、彼の表情や仕草やプレーを見ていると彼は本当にサッカーが好きなのだろうと思う。
以前、神奈川県の高校野球予選で、自由な校風の学校が《ENJOY BASEBALL》をモットーに勝ち進んだときに、対戦して勝った学校の監督が《野球は精神力を培うものでENJOY BASEBALLなどと云っている奴に負けてたまるか》と云っていた。
根性だの精神力などを持ち出して悲壮感に浸りたがる日本のスポーツ界とスペインとは随分違うようだ。
確かにスポーツに対する考え方は色々あって良いのだろう。
しかしサッカーで2008年のヨーロッパ選手権、2010年のW杯、2012年のヨーロッパ選手権と連覇した、無敵スペインのスポーツを楽しむ態度には学ぶべきところが多い。