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恵比寿にて〜38

《僕はテレビには興味がないが、たまたま集団的自衛権論争の場面に出くわした.
侃々諤々。僕の頭は集団的自衛権論争以前の個別的自衛権の論争で頓挫してしまった。
現在、憲法第9条の解釈は《自衛のための必要最小限度の武力の行使は認められている》という。
必要最小限の武力行使とは何か。
競技スポーツをした人なら専守防衛などはあり得ず、ただ敗北に繋がるのみと経験しているはずだ。
攻撃されたら敵陣に攻め込まなければ勝ち味はないから。これは必要最小限の範疇外らしい。
必要最小限の言語規定(terminology)を明確にしない自衛権の議論は砂上の楼閣だ。
 
《ジャズ界の巨人チャリー・パーカーが34歳で死んだとき検屍官は推定年齢60歳と記録したという。
麻薬で身体がボロボロになっていたらしい。

むかしジャズ界を蝕んでいた薬物。インスピレーションの衰弱を薬物に頼り、その幻覚をインスピレーションの復活と勘違いして破滅に至る。
薬物の使用は精神的・肉体的・社会的損失が大きいが《分かっちゃいるけど止められない》のだろう。
大昔に読んだトマス・ド・クインシーの《イギリス阿片常用者の告白》を思い出した。

 
Lauburu | 東京で | 17:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

恵比寿にて〜37

《日の出が5時前になって僕のような朝型人間にはうれしいことだ。ジョギングで目黒駅前を通るとファストフード店はほぼ満席。立ち止まってメニューを見ると以前とは大違いだ。何故?
不思議に思って出てきた人に恐る恐る訊くと、最近の企業は夜の残業を制限して朝に勤務時間をシフトしているという。日本もやっと労働先進国になりつつあるのだな、と思った。
40年前に3年間、2ヶ月毎に燃料電池の開発に興味のある人たち50人くらいが全米から集まってホテルで打ち合わせをした。日程は3日。時間がもっと必要となると事務局が《明日は6時から始めよう。会議室にペイストリーとコーヒーを用意しておく》という。
彼らは決して時間を後ろにずらすことなく朝を繰り上げるのだった。
 
 
《福井でヒラメならぬ左向きのカレイが見つかったと話題になっているが、僕もスペインで生活を始めたときに《オヤッ》と思ったことがあった。
スペインにはrodaballoという魚が一般的だが、この魚は姿形も味もカレイだが左向きだ。反対にlenguado(ヒラメ)は右向きだ。目の向きは生育した環境によって変わるのだろうか。
調べてみるとカレイもrodaballo(カレイ)も、ヒラメもlenguado(ヒラメ)も分類上の《目》はPleuronectiformesで同じで、その下の細分化した《科》はカレイ:Pleuronectidae、rodaballo(カレイ):Scophthalmidae、ヒラメとlenguado(ヒラメ)は同じで:Palarichthyodaeに分かれる。
興味深いのは《科》が違うカレイとrodaballoの向きが違うのは分かるような気がするが、同じ《科》であるヒラメとlenguadoの向きが逆なことだ。
生物の進化とは面白いものだ。

 
Lauburu | 東京で | 15:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

恵比寿にて〜36

《最近の中国の振る舞いを見聞きすると、戦前の日本が世界からどのように見られていたかを襟を正して反省する。所詮は「思い上がった成り上がり者」だ。
歴史は繰り返すというが中国に明るい未来があるとは思えないし、中国が米国を凌駕出来るとは思わない。米国は世界の逸材を集める磁力をもっていて、オックスブリッジ大学を蹴ってハーバード大学に行く英国の若者がいるくらいだ。
中国に世界の逸材が集まるわけがなく自国で独創的な学術や技術の発展は不可能だ。欧米に留学してコピー技術を伸ばす以外はないだろう。
 
《ダルビッシュが再度あと一人のところで大記録を逃したのを米国のメディアがdéjà-yuと表現したのには上手くパロったものだと感心した。
何時かどこかで見たような:déjà-vu

数年前にレッドソックスが同じミスを繰り返したときアナウンサーが一言déjà-vuとつぶやいた。
 
Lauburu | 東京で | 08:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

恵比寿にて〜35

ダルビッシュが最強打者プホルスの頭にボールをぶつけたとき僕はギョッとした。幸い超大物のプホルスは何事もなかったかのよう振る舞った。
思い出す。
引退した名監督ラルーサは打者の頭にぶつけた投手をダグアウトで叱責した。投手は肩をすくめて故意ではないと云う素振りだったがラルーサは許さずに交代させた。ラルーサは《打者の頭にボールをぶつけるのはメジャーの投手ではない》という信念の持ち主だった。
ラルーサは野球界に入ってから勉強して司法試験をパスした人で、ダグアウトで老眼鏡をかけてデータを見ていてもグラウンドに出るときは必ず外すダンディーだった。ジョージ・ブラメルも合格点を与えるだろう。

 
Lauburu | 東京で | 21:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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