《台風で揺れる飛行機イヤ、グリエル沖縄遠征拒否》で思い出した。
以前、米国でユナイテッド航空に乗ったとき、通路の反対側に先住民の青年が座っていた。顔面蒼白(らしい)で震えていた。
離陸のときにクルーは席に着くようにとの機長の指示があったが、CAの女性は通路に腰を下ろして青年の腕を握って《大丈夫、大丈夫》と励ましていた。2時間のフライトの間、CAは交代で彼に寄り添って腕を握っていた。
プロとはこういうことだとしみじみ思ったのだった。
《日本のテレビ局はW杯の視聴率に落胆したという。日本人が仕事を休んで早朝のサッカーを見ると思っていたのだろうか。
スペインにはゴミテレビ(telebasura)という言葉があって80パーセント以上がゴミに該当するので日本のテレビ局も真っ青だ。
日本はゴミテレビ満載のテレビ局に拒絶反応を示す時期に来ていると思うのだが。
《イタリアのコメ輸出が急増、小規模農家が作る高級米が人気》だという:
僕がスペインで普段買う米は1キロ150円、東京で買う米は1キロ500円だが、僕はこの350円の差は当然だと思っている。日本米には手塩にかけた付加価値がある。
スペインでもイタリアでも付加価値のある米の売り上げが伸びている…スペインではジャポニカ米の《みのり》で1キロ500円だ。僕はわざわざ30分電車に乗ってサン・セバスティアンに買いに行く。
大切なのは日本の農業従事者が緑なす国土を守っていてくれることを認識することで、僕は日本とスペインの米の価格差350円は国土保全のための基金と思っている。
TPPで日本の米作農家が壊滅するなら、それは日本人の教養の問題だろう。自衛権云々以前の国土保護の基本だと思う。
《ブラジルの大敗。
スペインの評論では南米のチームでは時に《lagunas mentales》に陥ることがあるという。lagunas mentalesとは何だろう:頭脳活動の停止あるいは空白。日本流に云えば《頭が真っ白》ということか。
そういえばMLBで活躍する南米の選手が、僕には考えられないようなプレーをすることがある。