*明日、イルンを発って恵比寿に一時帰ることにした。留守宅を点検にきてくれる人の行為に甘えていても、色々な支払いなどすることも多いから。
皆が仲良くお手々つないでゴールインのふやけた気分には目をつぶろうか。
僕は社会に出たとき幸運にも素晴らしい陸士出身の上司に出会った…読書家であるが《本を読むのは己が何をすべきかを思索するためだ》と云う。僕は初めて《知行合一》の思想に触れたのだった。彼は云う:《給料を得ている以上対価を求められるのは当然だ。勉強しなさい、そして考えなさい。だが忘れるな、男が家庭を無視して許されるのは、侵略されたときに鉄砲を持って前線に行くときだけだ》。
後に出会った別の陸士出身の人と話した。彼は云う《慰安婦は確かにいた。しかし彼らは商売だった。日本軍が犯した間違いは彼らに軍服を着せて帯同したことだ。これは国際法違反で米国でLIFE誌で公表されたのだ》
更に続く《第一次世界大戦では残虐行為が上官の命令であれば免責されたが、国際法で第二次大戦では個人の責任になった。ヤバクなれば部下に責任を転嫁して上官はズラカッタのだ。‘私は貝になりたい’そのものなのだ。
僕は思う、日本の矛盾を身にしみて感じた士官学校出身者の思いを探るメディアがなかったのはどうしたことなのだろうかと。
*今朝、僕がMLBのゲームを見ていたら、突然居間のドアーからジョン・ケアード氏が現れたのにはビックリした。僕の計算よりも1時間も早かったから。
彼は早速PCでニュースを検索して僕の顔を見て《ニシゴリが勝った、アメージング》
僕はラケットを握ったことは一度もないが、スペインでナダルやフェレールの試合をTVではよく見る。こんな過酷なスポーツが他にあるだろうか、4時間にも及ぶ死闘が繰り返される。世界の王者のナダルが試合を欠場することがあるのは尤もだ。
錦織が股関節の痛みで試合を放棄したときに、張本なる男がTVで《情けない国辱ものだ》と云ったとインターネットは伝えた。それだけに僕は《世界の錦織になってくれ、アジアの張本(自称)とは格が違うのだとボケ老人に教えてやってくれ》と思っていた。
長谷川滋利がMLBに挑戦したときに、広岡達朗は《アイツがMLBで成功したら日本の投手は全員成功するだろう》とヘラヘラ笑いながら云ったのを聞いて僕は長谷川の成功を祈った。彼はオールスターにも選ばれる一流選手になった。
自分の経験を活かして若い人を励まし後押しする意思がない老人は生きている価値がない。資源の無駄遣いだ。
*残念ながら錦織君が負けたようだ。あのナダルでも決勝の壁を破るまで2年もかかっている。錦織君は24歳だ、これからさ。
笑えるのはNHKが急遽録画で決勝戦を放送するという。受信料を払っているのに中継しないのは何故だという呆れたクレームが多かったらしい。
全で月額だが、ラグビーとMLBファンの僕はJ-SportsとMLBに4000円払っている。テニス好きの人はWOWOWに2000円払っている。本当のファンというのはそういうものだ。にわかテニスファンがNHKに2000円払っているくらいで身勝手なことを云うのはよそうよ。