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恵比寿にて〜2014/09/29

*食い意地の張った人間にも何かの利点があるらしい。
二人の孫がザルツブルグの音楽ワークショップに2週間参加したので、音楽の門外漢の僕も5日間訪れた。孫たちと一緒に美味しいものを食べたくて。
驚いたのは何故イタリアレストランが沢山あって美味しいのかということだった。日本では珍しい僕の好きなGnocchi Gorgonzolaが何処でも食べられる。
イルンに帰って本屋に行って当てずっぽうに《Metternich》についての本を買う。
ナポレオンも恐れた希代の政治家で策士のオーストリア帝国のメッテルニヒは云う:《Italia es el nombre geografico》。イタリアは地図の上での名称で政治的主体ではないと云うことなのだろう。つまり属州なのだったのだろう。
今の中国の行動を見ていると東南アジアや東アジアの国々は《Son los paises geograficos》と思っているようだ。
 
イスラム国には先進国の多くの若者が参加しているという。僕は日本も埒外にあるとは云えないと思う。
《アラブの大義》を叫んで岡本公三がテルアビブ空港で機関銃を乱射した。その直後に僕は仕事でパリ空港に着いたので徹底的に調べられたので身にしみて覚えている。
フランス革命後の思想家アレクシ・ド・トクビルは、新世界アメリカを旅行し旧世界のヨーロッパと対比して記している::《デモクラシーは奇妙な(singular)憂鬱を生み出している》。
トクビルは今の世界を見通していたのだろうか。
 
 
Lauburu | 東京で | 14:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

恵比寿にて〜2014/09/22

*散歩道に独特な発想の車のLamborghiniのショウルームがある。いま展示されているのはHuracán(ハリケーン)だ。
イタリアの車だが Miura(どう猛な雄牛)、Murciélago (コウモリ)、Veneno (毒素)などスペイン語を歴代使って居るのは何故なのだろう。
 
*渋谷に買い物に行ったら、ハチ公前で平和運動をする若い男に『オスプレー』の意味を知っていますか』と訊かれた。『…』。目的も云わずに出し抜けに質問するのは無礼千万。しつこいので『Águila pescadora』だろと答えたらキョトンとしていた。
ミサゴの別名の《魚獲り鷹》をスペイン語で云ったのだが、こんなスペイン語はあるのかな。
 
*日本での英国の正式呼称が《連合王国:United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland》ということを知らなかった人も多かったのではないだろうか。
僕は北アイルランドを明記しているのはよく分かっていた。
デビット・リーンの《ライアンの娘》や、IRAのボビー・サンズがハンストで命を失ってまでマーガレット・サッチャーに闘いを挑んだのを知っていたから。しかしスコットランド問題がここまで深刻になっているとは思ってもいなかった。
思い出した。仕事で米国のフェニックスに行ったときレンタカーしてスコッツデールの
TALIESIN(タリアセン)を訪れた。偉大な建築家のFrank Lloyd Wrightが開設したコミュニティーで,僕は見た途端に《原始本能的想像力涵養塾》と思ったのだった。
TALIESIN はライトの母の出身地のウエールズ語で英語では《bright forehead》と云うらしい。《額に汗しようよ》と云うことなのか。
このときにウエールズを含むGreat Britainには民族主義が内在するのだと思ったのだった。
 
 
Lauburu | 東京で | 14:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

恵比寿にて〜2014/09/18

*バスの中で大学生らしい人たちの会話を聞いて僕は《おやっ》と思った。
要約すると:《年寄りじみていると思われるので朝日新聞を読んでいるなんて云えないよね。今はインターネットの時代だしね》
まだ《ダサイ》という言葉があった時代だった。汗顔の至りだが僕は《ダサい》朝日・毎日など関係ないさと、渋谷の大盛堂に行ってTimeやNewsWeekやDownBeatやMetronome買って読んでいた。ただのファッションだった。
しかし若者たちの会話から感じるのは、ファッションではなく時代の潮流なのだということだった。
 
*スコットランド独立の帰趨はあと24時間で判明する。
独立志向が強いバスクとカタルニアを抱えるスペイン政府は固唾をのんで見ていることだろう。
スペインには17の自治州があり一人あたりの所得は:1位がバスク、2位がマドリード、3位がカタルニアだ。この経済力を背景に積年の中央政府への怨念がバスクとカタルニアの独立志向を育んでいる。
琉球王国:薩摩藩に併呑され、大戦ではヤマトンチューの弾よけにされ、戦後は一方的に基地を押しつけられ、ヤマトンチューは負担を分担する気は毛頭ない。
バスクの歴史を読むたびに旧琉球王国の無念さが伝わってくる。
沖縄の一人当たりの所得は47都道府県の46位で独立する基盤は弱い。それだからこそ周辺諸国が旧琉球王国独立への魅力的な提案を出しやすいとも云えよう。
 
Lauburu | 東京で | 15:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

イルンにて〜23

*明日、イルンを発って恵比寿に一時帰ることにした。留守宅を点検にきてくれる人の行為に甘えていても、色々な支払いなどすることも多いから。
皆が仲良くお手々つないでゴールインのふやけた気分には目をつぶろうか。
僕は社会に出たとき幸運にも素晴らしい陸士出身の上司に出会った…読書家であるが《本を読むのは己が何をすべきかを思索するためだ》と云う。僕は初めて《知行合一》の思想に触れたのだった。彼は云う:《給料を得ている以上対価を求められるのは当然だ。勉強しなさい、そして考えなさい。だが忘れるな、男が家庭を無視して許されるのは、侵略されたときに鉄砲を持って前線に行くときだけだ》。
後に出会った別の陸士出身の人と話した。彼は云う《慰安婦は確かにいた。しかし彼らは商売だった。日本軍が犯した間違いは彼らに軍服を着せて帯同したことだ。これは国際法違反で米国でLIFE誌で公表されたのだ》
更に続く《第一次世界大戦では残虐行為が上官の命令であれば免責されたが、国際法で第二次大戦では個人の責任になった。ヤバクなれば部下に責任を転嫁して上官はズラカッタのだ。‘私は貝になりたい’そのものなのだ。
僕は思う、日本の矛盾を身にしみて感じた士官学校出身者の思いを探るメディアがなかったのはどうしたことなのだろうかと。
 
*今朝、僕がMLBのゲームを見ていたら、突然居間のドアーからジョン・ケアード氏が現れたのにはビックリした。僕の計算よりも1時間も早かったから。
彼は早速PCでニュースを検索して僕の顔を見て《ニシゴリが勝った、アメージング》
僕はラケットを握ったことは一度もないが、スペインでナダルやフェレールの試合をTVではよく見る。こんな過酷なスポーツが他にあるだろうか、4時間にも及ぶ死闘が繰り返される。世界の王者のナダルが試合を欠場することがあるのは尤もだ。
錦織が股関節の痛みで試合を放棄したときに、張本なる男がTVで《情けない国辱ものだ》と云ったとインターネットは伝えた。それだけに僕は《世界の錦織になってくれ、アジアの張本(自称)とは格が違うのだとボケ老人に教えてやってくれ》と思っていた。
長谷川滋利がMLBに挑戦したときに、広岡達朗は《アイツがMLBで成功したら日本の投手は全員成功するだろう》とヘラヘラ笑いながら云ったのを聞いて僕は長谷川の成功を祈った。彼はオールスターにも選ばれる一流選手になった。
自分の経験を活かして若い人を励まし後押しする意思がない老人は生きている価値がない。資源の無駄遣いだ。
 
*残念ながら錦織君が負けたようだ。あのナダルでも決勝の壁を破るまで2年もかかっている。錦織君は24歳だ、これからさ。
笑えるのはNHKが急遽録画で決勝戦を放送するという。受信料を払っているのに中継しないのは何故だという呆れたクレームが多かったらしい。
全で月額だが、ラグビーとMLBファンの僕はJ-SportsとMLBに4000円払っている。テニス好きの人はWOWOWに2000円払っている。本当のファンというのはそういうものだ。にわかテニスファンがNHKに2000円払っているくらいで身勝手なことを云うのはよそうよ。
 
Lauburu | スペインで | 13:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

イルンにて〜22

*以前、水栓金具には過剰締め付け防止ストッパーがなかったので、締め付けられたゴムパッキングが直ぐにバカになって水漏れの原因になった。このような状態が30年以上続いたのだった。なぜストッパーを付けるという簡単なことが30年以上実現しなかったのか。旧規格を作った人間がやっと定年になって、規格を変えても身の危険がなくなったからだった。
なぜ出し抜けに水栓金具の話を持ち出すのか。
30年経って朝日が訂正記事を載せたのでピンときたのだった。僕は《月給取り》を40年やって来たので良く分かる。記者(と云えるなら)は外で権力者に噛みつけば社内では良くやったと褒められ、上司に噛みつけば毎日が日曜日になる。所詮は腕一本で生きるジャーナリストではなく、偉そうなことを云っても妻子を扶養しなくてはならない《月給取り》に過ぎない。
とうに吉田清治の話は嘘と分かっていたのだろうが、本当のことを云っても我が身に危険がなくなるのを待っていたのだろう。ケチな保身が全体の社会的信用失墜を招いたのは如何にも日本の《月給取り》社会らしい。
 
*いま24時間ニュースでフィンランドでのエアーギター世界選手権を見ている。
結果は日本女性が優勝した。おめでとう。
だがエアーギターには、エアロビクスやスンバ(ZUMBA)が持つ要所をビシッと決める万人に訴える様式美がない。興味があるので一過性のものなのか熟成して行くのか見て行こう。
 
*《全国学力テストで毎年上位の秋田県の学校を視察するパックツアーを、同県横手市と日本航空が来年度から始める》
みっともないからおよしなさい。何故自分の頭で考えないの。
フィンランドが教育王国になったとき、教育に従事する人たちが日本からワンサと押しかけた。フィンランド教育省は来る度に同じような質問をするので、何故日本人はレポートを書いて公開しないのかといぶかった。それはそうだ、日本では視察と称して公費で海外旅行出来る絶好機だったから。レポートを書いて公表するなどはもってのほかだった。
その後、フィンランドは公務員が訪問者への説明に当てる時間の実費を請求することになった。
 
*イチローは日常英語とスペイン語が達者だという。報道に寄れば彼はフィールドで南米出身の選手に:Que cono tu mira?(何見てんだよ?)と話しかけたそうだ。
日本の活字にはスペイン語の特殊文字がないので実際にはQué coño tú miras?なのだろう。僕は文字通りに日本語にするのはためらわれる言葉がある。日常会話とはこんなものなのだろう。
イチローは記者会見では通訳を付けるという。正解だ。野球の殿堂入りが確実な彼は発言の影響を熟知しているのだろう。
むかし日本の政治家が米国で演説した:Your country is rice country and my country is rice country.both the same.
皆さんキョトンとしたそうだ。
 
 
 
Lauburu | スペインで | 00:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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