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恵比寿にて〜2014/12/26

*中学生のときに聴いたクライド・マッコイのシュガー・ブルーズが耳によみがえった。米国がキューバとの国交回復を模索しているという記事を読んだから。
1956年12月に米国の傀儡のバチスタ政権がカストロとゲバラが率いる僅か82人の革命軍に引っ繰り返された。
自分の意に反する人間はワニの川に放り込んで虐殺したバチスタは僅か82人の革命軍に対抗できなかった。人心が離反していた。そして米国に亡命した。
今回の国交回復機運もカストロに既得権を奪われた米国亡命キューバ人の反対で先行きは不透明だという。
シュガー・ブルーズの子どもの声は砂糖の大生産地でありながら子どもに与えられない母親の嘆きに聞こえたのだった。
 
*大晦日が近づくと何時も思い出すことがある。入社2年目の25歳のとき僕は
Tガスの主力T工場の夜勤の責任者だった。つまり全社の夜のガス供給のコントロールセンターの長だった。
当時のガスの使用量は大体19時をピークに下がってゆくのが普通だった。だが大晦日には20時になっても下がるどころかぐんぐん上がって行く。ガスタンクは底をつき始めている。供給不良を起こしたらとんでもないことになる。そこで全工場にガス製造設備のフル稼働を指示した。そして製造設備がフル稼働し始めた23時に急激に使用量が下がり始めた。ガスタンクは満杯に近い。設備のシャットダウンを指示したが間に合わなければガスの放散という屈辱的な結果になる。僕は祈るような気持ちで計器盤を見つめていた。24時、かろうじて放散は免れたのだった。
あの頃は大晦日に皆がおせち調理を作ったので異様なガスの使用量になったのだろう。今はどうなのだろうか。
僕は夜勤のガスの供給操作は退屈だったが、その経験以降毎日のガスの供給パタンを見て東京都民の生活を想像するようになった。退屈どころか空想の楽しさを満喫するようになった。
それにしても現在、指揮官を育てるために25歳の若造にこのような大役を任せる度量の大きな企業はあるのだろうか。
 
 
Lauburu | 東京で | 18:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

恵比寿にて〜2014/12/18

*世界の国の清潔度や大学の順位付けは一体何を基準にしているのかと何時も思う。だが大雑把にみるとそれなりに納得できる範疇に分けることが出来そうだ。
《世界の国の清潔度》:
アジアでは             ヨーロッパでは
  7位 :シンガポール         12位:ドイツ
  15位:日本             14位:英国
  43位:韓国             26位:フランス
100位:中国               37位:スペイン
                      136位:ロシア
このなかで世界に冠たる官僚国家のフランスの順位が低いのは何故か。これを調べてみよう。浜の真砂は尽きても興味の対象は次々と現れる。
 
*八切止夫という歴史小説家を知る人は少ないと思う。発想が奇抜すぎて歴史学会からは相手にされなかった。
僕は氏の著作を読むことが多かったが、どうしても心に引っかかる説があった。
《大和朝廷は朝鮮半島の動乱を逃れた百済人たちが作ったもので日本の原住民を傘下に収めた。つまり天皇を頂点とする日本の選良は百済人の末裔なのだ》と云う説だ。
5歳のとき疎開先で僕を飢え死にから救ってくれたのは、日本よりも貧しかった朝鮮半島から移住してきた人たちだった。カネヒラさんとキモトさんだった。
それが縁で学生時代には密造ドブロク(マッコリ)を飲みながら在日(イヤな言葉だ)たちと談笑したが雰囲気で感じたのは《八切史観》そのものだった。
天照大神が孫の瓊瓊杵尊を降臨させ、その孫の神武天皇が初代の統治者になったというのは在日には受け入れがたいようだった。日韓関係の難しさを肌身で感じたのだった。
最高裁がヘイトスピーチ集団を断罪した。当然だ、日本の司法は健在だ。
在日は日本社会にも同化できない、祖国は祖国を捨てた人間を受け入れない。在日に鞭打つことの冷酷さを感じ取って欲しい。遙か昔に下北で新井英一の《清河(チョンハー)への道》を聴いたとき、僕はボーと放心していた。
 
 
Lauburu | 東京で | 18:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

恵比寿にて〜2014/12/12

*KALの会長が問題を起こした娘を表して《私の教育が間違っていた。申し訳ない」と謝罪したという。僕には子どもの器量を見抜けずに大企業の要職に就けた無能さ盲目さしか感じないが。自社の発展のために優秀な女婿を迎え続けた鹿島建設とは大違いだ。
 
*忠臣蔵の季節になった。僕は生まれて26年間、高輪泉岳寺まで歩行で15分のところに住んでいたが一度も訪ねたことがなかった。父が《四十七士。くだらんよ》と
云っていたから…それは正解だったと思う。
数年前に後輩の人権派の弁護士と飲んだとき死刑制度の是非に話題が及んだ。
《僕は死刑には反対だが無期懲役との乖離が大きすぎる。終身刑を作るべきだ》
《死刑は反対ですが終身刑を更に加えるのは厳罰化に繋がるので反対です》
《四十七士や曽我五郎十郎や中山安兵衛が未だに人気があるのは日本人が仇討ち好きだからですよ。これを無視して死刑反対と云っても相手にされないでしょう。終身刑を導入して国民感情的に死刑制度を有名無実にしてしまう課程が必要なのです。国民の感情を考慮しない法律論は法律職人の論ですよ》
彼は《法律職人》とは失礼なといって帰ってしまった。僕に残ったのは飲み屋の勘定書きだけだった。
 
Lauburu | 東京で | 17:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

恵比寿にて〜2014/12/9

*ノーベル賞の授賞式が近づいて受賞者のニュースが流されている。授賞式はスエーデンのストックホルムだが、唯一平和賞だけはノルウエーのオスロで授与される。長年スエーデンに併呑されていたノルウエーとの和解の印なのだろう。これはヨーロッパの文化的類似性が可能にしているのだろうか。
日中韓のいがみ合いは修復不能なのだろうか。福沢諭吉の論とされる《脱亜論》を読むと東アジア諸国の永遠に交わらない平行線を思い知らされる。
 
*《大韓航空の副社長が、ジョン・F・ケネディ国際空港で自社KALの客室乗務員のサービスを問題視して激高し責任者を飛行機から降ろし出発を遅延させた》
米国往復を繰り返していたとき、機内で同席した米国人に《KALには絶対に乗らない。企業体質に問題が多いから》と云われたことがあった。まさにこのことだったのだろう。
バージン・アトランティック便でロンドンに行くときにバージングループの総帥リチャード・ブランソン氏と同じ便に乗り合わせた。銀髪で藤色の絹のシャツと白のコットンパンツでブランメルも真っ青なくらいのダンディーだった。
氏は途の途中で一人の老婦人のそばに行って飽きさせないように話をしていたのだった。ただ者ではないと感じたのだった。
 
Lauburu | 東京で | 14:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

恵比寿にて〜2014/12/7

*僕はベシャメルソースにまでオリーブ油を使う国に住むことが多いのでバターはほとんど使わない。だが日本に帰ると目玉焼きライスの風味付けにバターも良いかなと思う。そこでスーパーに行くとバターが消えてなくなっていた。理由は分からないが僕にはあまり関係ないことなので《まあ良いか》と思うだけだが。
 
*石原慎太郎氏:《私も82歳。もうくたびれたので、さすがに引退しようと思う。今度の選挙を機会に辞める》
高校生のときだった。《太陽の季節》が芥川賞をとったとき学校でも話題になった。文学的価値の議論ではなくて“OOOで障子紙を破る”という表現だけだった。
僕が通っていた高校は経済的に豊かな生徒が多かったので、湘南への憧れなどはなにもなかったから。
僕は都知事選で投票に行ったことはなかった。石原氏の圧勝は分かり切っていたから。最悪は対立候補の樋口恵子の《軍国じいさん、ボケばあさん》だった。
なぜ石原氏に根強い支持があるのか。右寄りの思想は嫌いでも《云ったことはやる、やれないことは云わない》という実行力(強制力)だろう。僕は安倍晋三氏は支持しないが《社会を動かしている》のは事実だと思う。認めざるを得ない。
 
*友人にラグビー早明戦のキップがあるので見に行こうと誘われた。快晴だが底冷えする日だったが秩父の宮ラグビー場は満員だった。気が利く人で魔法瓶にホットウイスキーを持ってきてくれたので良い気分で観戦。
話をするうちに新国立競技場が2019年のラグビーワールドカップのメイン会場になるという。思わず僕の口に出たのは《噓だろ》。
今の国立競技場でラグビーを見た人は直ぐに分かることだが、陸上競技場のインフィールドにはサッカーのピッチは収まってもラグビーのピッチは収まらない。そこでトラックのアンツーカーの上に人工芝のマットを敷いてお茶を濁している。競技者には極めて危険な処置だ。
むかし明治のバックスの五艘という選手がマットの上で足を滑らせて顔面を硬いアンツーカーに叩きつけた。遙か遠くにいた僕の耳にも《バーン》という音が聞こえた。選手生命の終わりだった。
ラグビーWCのときにはトラックを作らずに芝生のピッチを広げるのだろうか。新国立競技場は無理が多すぎるようだ。
 
Lauburu | 東京で | 19:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

恵比寿にて〜2014/12/4

*《和紙漉き》が世界無形文化遺産になった。
昔、年末の高輪の家の20枚の障子の張り替えは一苦労だった。
和紙は大きさに限界があるので障子紙には《継ぎ》が入っている。この《継ぎ》を隠すには障子の桟に会わせなければならない。障子紙は高価なので無駄には出来ない。そこで数学を基にした高度な経師屋の技術が必要だった。
今の僕の家には障子も畳もない。それは《経済的》という情けない理由だけだ。
 
*《はやぶさ2》が無事に軌道に投入された。夢のある事業なので成功を祈ろう。
2012年から2020年までの開発運用費は260億円だという。そして今後は大幅に予算が削減されるという。理由はもっと目先の重要案件があると云うことらしい。
MLBのマーリンズの強打者スタントンが13年、390億円で契約した。怪我のリスクがあっても。
日本国とMLBの一企業マーリンズとは桁が違うのに。夢を見られない人は悲しい。
 
Lauburu | 東京で | 17:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

恵比寿にて〜2014/12/1

*米国ミズーリ州のファーガソンで18歳の黒人少年を射殺した白人警官が不起訴になって暴動が起きている。暗殺されたキング牧師が推進した公民権運動も未だ道の途上なのだろう。僕が20歳の時に聞いてショックを受けたビリー・ホリデーの絶唱《奇妙な果物》の時代からは少しは進歩しているのだろうか。異論に問答無様の弾圧を続ける中国よりはましだろうとは思うが。
Southern trees bear a strange fruit,
Blood on the leaves and blood at the root,
Black body swinging in the Southern breeze,
Strange fruit hanging from the poplar trees.

Pastoral scene of the gallant South,
The bulging eyes and the twisted mouth,
Scent of magnolia sweet and fresh,
And the sudden smell of burning flesh!

Here is a fruit for the crows to pluck,
For the rain to gather, for the wind to suck,
For the sun to rot, for a tree to drop,
Here is a strange and bitter crop.


*高倉健氏に続いて菅原文太氏が他界された。僕は子どものころからの映画好きで多くの映画を見たが、両氏の映画は一本も見ていない。《任侠》という言葉が高い障壁になっていた。
 
 
Lauburu | 東京で | 15:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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