2017.04.17 Monday
スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
闘牛にもフラメンコにも関心がない人間が、1975年に食べたタパスの味が忘れられなくて、2002年にスペインに来てマドリードからバスクの街イルンへと…
その生活で頭に浮かんだことの用途のない備忘録
2016.06.30 Thursday
英国の国民投票がEU plebisciteではなくてEU referendumとなっていた。よく考えたら離脱は止めたと政府は云えるのかしら。
病気をしてから不思議なことに良く夢を見る。印象に残った昔の話だ。昨夜の夢はネブラスカ州オマハのショボイ・モーテルで読んだJohn Ross McDonaldの《The way some people die:人には色々な死に方があるさ》だった。あのときはモーテルの天井を眺めて考えたが昨夜は我が家の天井を眺めていた。早暁に喉が渇いたので冷蔵庫のペリエを飲み干す。
2016.06.26 Sunday
昨日の英国の国民投票の結果を見て落ち込んでいる。難しい国際関係論ではなくて圧倒的な残留支持の若い世代の希望が叶わなかったことだ。《自由にヨーロッパを歩き回って知己を作り勉学に励み働く自由を閉ざさないで欲しい》。77歳の僕は何かを出来るわけではないが、せめて若い世代の邪魔だけはしたくない。
《開票終了後、イギリスでよくググられた疑問は「EUとは?」。ワシントン・ポストは「イギリス人は何に投票したのか本当は分かっていなかったのかも知れない」と手厳しい》
おっちょこちょいは日本人だけではないらしい。僕は学生時代に先輩から云われたことがあった:《国際連盟を脱退した時の日本人の高揚感は何を根拠にしていたのか》
2016.06.24 Friday
英国の国民投票の結果はどうなるのだろう。二度の大戦を経験したヨーロッパで西欧のキリスト教国が協力して《ヨーロッパ共同体:EU》を創ろうという発想は、僕にはユートピアに思えたし実現して欲しいと思った。フランコ独裁の残影のあるスペインも最終的に加盟を許されたのだった。EUが軌道に乗り始めると東欧諸国も取り込み始めたので僕は《あれっ》と思ったのだった。その後に宗教も違うトルコの加入が俎上に載ったとき僕は《EUは一種の帝国主義に陥っているのではないか。これはヨーロッパ共同体の亀裂に繋がるのではないのか》と危惧したのだった。
2016.06.22 Wednesday
英国のbookmakerの21日の掛け率:remain1.2 leave4.0
尤もらしいニュース解説よりも分かりやすい。
家を出たところに参院選の候補者の公示板があるので選挙が近いのを実感する。僕は70歳になったときに高齢者は選挙権を行使すべきではないとの理由で投票を放棄した。今回の選挙から18歳まで選挙が出来るようになった。僕は若者の投票率を注視している。もし投票率が低いようなら日本を諦めよう。老人に食い殺されれば良いだけだ。
2016.06.20 Monday
イルンに行く準備を始める。7ヶ月前には喋れない、食べられない、右手は麻痺する、右足はもつれる、もうイルンに行くことはないだろうと思った。医師の勧めでつらいリハビリに取り組んだ。毎日1時間歩く、左手の握力を鍛える、ソフトダンベルで腕を鍛える、腹筋を鍛える。そして奇跡的にもイルンに行くほどまでに回復した。我ながら奇跡的だと思う。意固地な変人がプラスに働いたらしい。人間、何が幸いするか分からないものだ。ただ色々な薬を飲んだせいで頭の毛が抜け落ちてしまった。これは生活には支障がないしアハハで済む話だ。もう色気を出す歳でもないし。
お気に入りの散歩コースの広尾祥雲寺に多くの人が集まっていた。白川由美氏の葬儀だという。僕は白川氏のことは何も知らないが突然に思い出したことがあった。はるか昔のことだが、僕が管理責任者のパリ凱旋門近くの老舗Le Fouquetの近くの建物に行ったときのことだった。道ですれ違った颯爽たる日本人がいた。キャメル色のベロアのコートの裾をひらめかしキッと前方を見つめる眼差しは魅力だった。二谷英明氏。外国の街でこれほど颯爽とした日本人に会ったことはない。
2016.06.18 Saturday
やっと梅雨らしい雨が降る。雨の合間に有栖川公園に行ってぼんやりと小さな池を眺める。
小学校以来の俳句を詠んでみる:
《ひと葉散る カエルの池に音もなく》
これスペイン語にしたらどうなるのかな:
《Una hoja se está cayendo
Silenciosamente sobre el estanque pequeño
De las ranas》
僕のスペイン語能力では俳句は無理だ。
他山の石として自らを戒める:
強気に強弁していた舛添氏が旗色が悪くなると涙を流して留任を懇願した。強気に出たときには徹底的に最後まで強気を押し通すべきだった。ファーストクラスやスイートが何故悪いのか。確信を持って外国で仕事をしたことのない人間に何が分かるのかと何故突っぱねなかったのか。
僕はイチローが何故怪我に無縁なのか、僕は運動の生理学の大家に訊いたことがある。氏は《パワーを付けるためのアンバランスな筋トレが原因で、増強された筋肉の強さに骨と筋肉を繋ぐ腱が耐えられなくて断裂するでしょう。深刻なのは筋肉増強剤が拍車をかけているのです。筋トレは必要ですがバランスをとるためにストレッチングが不可欠なのです。イチローはこのことを良く理解しているのでしょうね》。米国ではイチローがダイビングキャッチもヘッドファーストスライディングもしないことを《チキン》だという声もある。僕は米国で大向こう受けするこの二つのプレーで選手生命を失った多くの選手を見ている。
2016.06.14 Tuesday
2016.06.10 Friday
2016.06.07 Tuesday
2016.06.04 Saturday