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思うこと〜2016/11/26

マドリードに住んでいたときだった。長距離列車の予約に北駅チャマルティンに行くと、多くの人が順番待ちしているのに稼働しているのは15の窓口の半分以下。人がいないのではなく奥の方では職員が談笑している。なんだよこれ。日本だったら全員が前線に出てくるぞ。インターネットで米国の書籍を取り寄せたときに郵便局の配達日に僕は不在で再配達を依頼した。ガッチリと再配達料金を請求された。なんだよこれ。スペインに馴染むにつれて違和感はなくなって行く。むしろ休憩はしっかりとろうよ、人手がかかった分は支払おうよ。ということが当たり前だと思うようになったのだった。

 

 

ラグビーの日本とウエールズ戦のビデオを見て驚いた。ウエールズの首都カーディフの7万5000人収容のアームズパークラグビー場が満員だったことだ。たしかにWCで南アを破った日本には興味があったのだろう。それだけだろうか。僕は圧倒的な力を持つ帝京大のし合いを観に秩父宮ラグビー場に行くと閑散としている。ラグビー界では発想を変える時期に来ているようだ。早慶明の時代への郷愁は去ったのだ。

 

 

《世界最大の米国の日用品メーカー「P&G」が、自社の消臭・芳香剤「ファブリーズ」と伊豆諸島の特産品「くさや」を“対決”させるCMを制作し、地元民から怒りを買っている》:

僕は珍味の「くさや」が大好きで菊正の「ぬる燗」のアテには最高だ。しかし焼くときの臭いで居酒屋でも出すところは限られてきた。日本橋の老舗居酒屋「ふくべ」に行かないと。僕は海外での仕事が多かったので駐在員が何を求めているのかがよく分かった。皆さんは土産の蕎麦うどんや煎餅や海苔は処理に困るほどあった。僕が持っていった「真空パックの辛子明太子」と「瓶詰めのくさや」は本当に喜ばれた。その国の人たちが好むものをケナす教養のなさは残念だ。僕は後輩に云っているのは:《その国の人たちが美味しいと食べているものをマズいなどとは絶対に云ってはいけない。申し訳ありません。食習慣の違いで味覚に合わないのです》と云いなさい。

Lauburu | 東京で | 14:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

思うこと〜2016/11/24

僕はイルンの生活に必要な金銭をイルンの銀行に振り込んでいる。人間とは不思議なものでこのような微小な事柄がヨーロッパへの関心事を醸成する。なぜフランスでオランダでイタリーでEU離脱の右派政党が急成長しているのか。不法移民の問題は耳目を集めるが本質は違うと思う。ユーロを隠れ蓑にしたドイツの狡さに気づいたのだろう。ユーロが崩壊すればドイツマルクは独歩高となって経済成長には急ブレーキがかかるだろう。僕は英国のEU離脱を感覚的にとらえていたようだ。英国人はメルケルに《サヨナラ》を告げたのではなかったか。

 

 

コロンビア中部メデジンで19日に殺害された日本人男性は、一橋大社会学部4年の井崎亮さん(22)と判明した》:痛ましく残念なことだ。僕も米国のアルバカーキーで、今も生きているのが不思議なような事件に遭った。しかし若者は怖じ気づいていては何も出来ない。20年前だったかマドリードの長女に会いに行ったとき僕はMacのPCを肩に提げていた。長女は云った:《何で不用意な、ひったくられたらどうするの。もし引ったくられたら取り返そうとしたらダメですよ。命取りになりますよ》。

メデジン(Medellín)。中南米で集団搾取したスペイン人の思想的指導者エルナン・コルレスが生まれた町だ。スペイン南部の寂れた荒涼とした町だった。こんな貧しいところで育った人間がどのような行動をするのかは容易に想像できた。コロンビアのメデジンがコルテスに因んでつけられたとすれば…こんな空想はやめよう。

 

 

早暁に氷雨が雪に変わった。11月の降雪は54年振りだという。54年前の昭和37年は僕が社会に出た年だったので降雪は良く覚えている。あれは新嘗祭の前日だったので11月22日だったはずだ。勤務地があった晴海地区の荒涼とした鉄鋼埠頭に雪が降っていた光景は今でも鮮明に記憶している。

Lauburu | 東京で | 12:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

思うこと〜2016/11/18

朴槿恵大統領が苦境に陥っている。両親が非業の死を遂げたとき取り巻きは蜘蛛の子を散らすように去って行った。そして彼女も同じ苦渋を味わっている。僕は体制改革を唱える上司に共感して全面的に協力したが衆寡敵せず敗北し、同志のはずだった皆さんは去って行った。僕は精神的自殺に等しい敵前逃亡はしたくなかった。その時に出会ったのが今は世界の水中運動のリーダーとなった今野純氏だった。そこから僕の多彩で面白い人生が始まったのだった。

 

 

MLBファンの僕が何よりも不可解だったのは、スペインではインターネットで実況中継を見ることが出来るのに日本はブラックアウトの対象になっていたことだった。ブラックアウトとは観客動員数を増すために試合が行われる周辺地区のTV中継をしないと云うことだ。では何故米国での試合が日本でのブラックアウトになるのか。TVに詳しい人に訊いてみた:《日本のTVに映る広告は嵌め込まれたものでインターネットの映像とは違うのだよ。スポンサーを求める広告代理店にとってインターネットは邪魔なのだよ》。長年のMLB定期購読者の僕はダメモトでMLB事務局にメールを送った:《日本のTVはイチローや松井のゲームしか放映しません。しかし日本のMLBファンは広く多くの選手を見たいのです。MLBはアジアの市場を重視していますがブラックアウトは間違っていると思いますが》。驚くことに3ヶ月後に返事が来た:《あなたと同じ意見が日本から多数来ています。来シーズンからブラックアウトは解除します》。僕はMLBの決断の早さと日本の広告代理店の横暴さを実感したのだった。

 

 

僕は初めて韓国の大学入試共通一次試験のニュースを見た。荘厳な国家的儀式だ。子供が受験中の間、親は祈祷所でお祈りしていた。もし僕が韓国人だったら世にも最低の親というレッテルを貼られるだろうと苦笑した。日本でもエリートコースを目指して純粋培養された人間はいるが味も素っ気もない手合いが多い。仕事の都合で食事をしてもステーキがティッシュペーパーの味になってしまう。韓国のエリート階級がこの手合いで占められるとしたらどのような未来があるのだろう。

Lauburu | 東京で | 16:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

思うこと〜2016/11/16

《知行合一》という言葉を知ったのは中学二年のときだった。人間的に好きだった漢文の教師:授業の前に教科書を両手で掲げて皇居の方向に遙拝するのだった。穏やかな人で《云ったらやれ、やれないことは云うな:知行合一》を教えてくれたのだった。彼は云った:王陽明の思想《知行合一》が黒い思想と封印されたのは日本の右翼のテロの根幹になった《一人一殺(いちにんいっさつ)》に結びついからです。王陽明の思想は三島由起夫の暴挙に繋がって行く。だが僕は王陽明の信奉者だ。

 

 

韓国人ジャーナリストの辺真一氏が韓国大統領はピンからキリまで権限があるというのを聞いてフッと思った。僕たちはピンが最高でキリが最低と思っているのではないかなと。この語源はポルトガル語で《desde pinto até Cristo:ヒヨコからキリストまで》。キリが上でピンが下なのだ。

Lauburu | 東京で | 14:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

思うこと〜2016/11/15

メディアではトランプ氏とフィリピンのドテルテ大統領が《暴言王》だと面白おかしく囃し立てている。僕は両氏の発言は一つの方法論で、袋小路に入り込み何の結論も出せない《良識派》への民衆の飽きを突いたのだと思う。日本での卑近なことでは高齢者の自動車事故がある。《良識派》は云う:確かに問題がある、だが高齢者の生活の手段や生きがいを無視は出来ない。そして延々と重大事故が繰り返される。僕は平然という:75歳で運転免許は停止すべきだ、それで社会的矛盾が出れば一つずつ解決して行けば良い。僕は《良識派》には単細胞と嗤われている。僕はトランプもドテルテも前途多難だとは思うが切り抜ける才覚を確信している。

 

 

今日は月が最も地球に近づく満月だという。僕は19年前にイタリアのトスカナ地方モンタルチーノという村で素晴らしいサンジョベーゼ種の赤ワインを陶然と飲んでいた。遠くにはイタリア人の祖先エトルリア人が眠るアミアタ山がシルエットとして浮かび上がっている。反対側に目を向けると朱色の染まった大きな月だ。思い出したのは何でこんな唄があるのと思ったLuna Rossaというイタリアの唄を。

 

 

日本のメディアは韓国の財閥と政治権力の癒着を茶化している。マッカーサー司令部(GHQ)が財閥解体と農地解放を断行しなかったら我々は自分の手で出来たのだろうか。極めて疑問だ。

 

Lauburu | 東京で | 14:25 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

思うこと〜2016/11/14

僕は博才がないのでポーカーは好きではない。高校生のときに英語の教師に米国では《playing card

というのに何故日本ではトランプというのか知っているかと訊かれた。もちろん《?》だ。ポーカーでは絶

対的な切り札を出すときに《trump:御名御璽》と云ったので日本ではトランプと云うようになったのだよ。

僕は《LOVE TRUMPS HATE》の意味が直ぐに飲み込めた。子供の頃の先生の大切さが分かったのだ

 

 

高齢者の自動車による《殺人》が相次いでいる。僕が7年前の70歳の時に運転免許証を返納したとき

喜んでくれたのは娘たちだった。16歳で免許を取りスポーツカーを好む父親に《もう運転はよしなさい》

とは云いにくかったのだろうと思う。高齢者の運転免許強制的返納には異論があるのは当然だが、自

動車による《殺人》は家族や地域社会も共犯だということを認識しないといけないと思う。

 

Lauburu | 東京で | 12:42 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

思うこと〜2016/11/12

英国のEU離脱投票に続いて、僕は米国の大統領選挙のCNNを凝視していた。そして米国大統領選

挙でトランプ氏が勝利した。《隠れトランプ:silent Trump》の僕はニンマリした。平時に乱を起こす人間

が好きだから。米国の主要新聞は反トランプのキャンペーンを展開していたが有権者は影響を受けな

かったようだ。良識派を自負する新聞の連中の顔が見たいものだ。通信手段が多彩になった現在では

もう君たちの時代ではないのだと思うのだ。

 

 

奇妙な暗い言葉:《過労死》。日清戦争のときの《勇敢なる水兵》という歌。僕は歌詞をもじって座右の

銘にしてきた:《望みも、夢も、詩もある。野望は待たず、出世せず》。おかげで僕は精神的に自由だっ

たが家族を経済的に犠牲にしてきた。結婚もしない子供もつくらないという判断は正しいと思う。

 

 

以前から人工衛星で撮った米国の地図の光と影の夜景と、赤の共和党と青の民主党の勢力分布が驚

くほど一致している。これは僕の人間模様の空想をかき立てる。

Lauburu | 東京で | 15:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

思うこと〜2016/11/06

韓国の事件を聞いて僕はまさか噓だろうと思った。現代の民主主義国であり得る話なのか。帝政ロシア末期のニコライ二世の王妃のアレクサンドラ皇后とラスプーチンの話と何が違うのか。

 

 

《企業が蓄えたもうけを示す「内部留保」が増え続けている。2015年度は377兆8689億円と前年度から約23兆円増加し、4年連続で過去最高を更新した。アベノミクス効果をアピールしたい政府は、来年の春闘もにらんで賃上げなどに回すよう迫っているが、企業側は慎重だ。(毎日新聞)》:

この企業経営者の保身に満ちた貧困な精神が諸悪の根源になっている。社員の非正規化、正規社員の酷使、社会に活力を与える新規投資能力の欠如。我々が日本を引っ張るという意欲はなく政府におねだりするだけ。僕が中企業の役員を任期途中で辞任したのは自分の無能さを知ったからだった。今の経団連の会長の魅力のなさを見ると日本の将来は暗いなと思う。

Lauburu | 東京で | 17:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

思うこと−2016/11/03

カブズが勝てば108年振り、インディアンズが勝てば68年振りというMLBのワールドシリーズを楽しんでいる。僕は小学生のとき月刊誌《野球少年》を暗記するほど夢中になって読んでいた。インディアンズは《火の玉投手》ボブ・フェラーの活躍でワールドチャンピオンになったのを読んで、《火の玉》とはどのような速球なのかを空想したものだった。その後インディアンズは低迷を続けチャーリー・シーン主演の《メジャーリーグ》の素材になったほどだ。閑散としたスタンドに響く虚しい太鼓の音が響くのが印象的だった。カブズの108年前のワールドチャンピオンにも逸話がある。リーグ優勝を争ったNYジャイアンツの球史に残るマークル事件(Merkle’s boner)に助けられた。九回裏、二死走者一塁三塁でサヨナラヒットが出たときに一塁走者のマークルは二塁ベースを踏まずに歓喜の渦に飛び込んでいった。そしてセカンドフォースアウトでジャイアンツの勝利は消えてしまいカブズは息を吹き返したのだった。

 

 

108年振りにカブズがMLBの覇者になった。1908年とは明治41年で日本では赤旗事件で大杉栄や荒畑寒村が検挙された未開の時代だった。それにしても今回のワールドシリーズの7戦は感動的で面白かった。僕は地味だがベン・ゾブリストがMVPに選出されて欲しいと思ったが、その通りになって本当に嬉しかった。彼はチームの中で、ゲームの中で自分は何をすべきかをいつも考えている、組織にとってかけがえのない人物だ。彼はFAになったときカブズのマドン監督を慕って移籍してきた。日本ではマドンを知将と片付けてしまうが、彼は有能な才能を惹きつける能力がある本当のリーダーなのだと思う。

Lauburu | 東京で | 15:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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